「みんなやってるから」「ちゃんとして見られたいから」──そんな理由で、無意識に“べき”を背負っていませんか?
それって本当にやるべき? 手抜きに思われるかも?
そんなふうに“人の目”が気になっていた私が、それを手放したことで心がラクになった実体験と 思考と行動の見直し方をご紹介します。
「べき」で埋まった毎日を見直して 体力や時間、気力を「好きなこと」に回すためのヒントを伝えるシリーズその1

思い込みに気づく
「ちゃんとして見られたい」の“ちゃんと”って何でしょうか?
SNSを見始めた頃、みんなの暮らしが“ちゃんとしている”ように見えて、私も真似しようと必死でした。
- トイレの壁もおしゃれに
- 家事はリスト化して効率重視
- 統一感ある収納グッズ
- モノのない理路整然とした部屋
けれどいつしか、それは「楽しい」より「疲れる」になっていました。
物を減らしたけれど、ちょっと不便
センスもないし、実は“楽がしたい”
真似をするとお金もかかる、でも貯金もしたい
「ちゃんとしたいけど面倒くさい」──心の声に気づいたとき、 “誰かにどう見られるか”よりも、“自分がどう感じるか”を大切にしたいと思ったのです。
やめてみたらラクになった“べき”行動たち
みんなやってるけど、やめても大丈夫だったこと
インテリア・暮らしの見た目
おしゃれな飾り → 掃除がラクを優先して撤去
何もない部屋 → 家族が過ごしやすいように“出しっぱなしOK”に
統一された収納ケース → ワンアクションで取り出せて汎用性のあるものに見直し
▶参考:【減らして困らなかったモノ10選】
SNS映えを意識した食卓
品数重視 → 一汁一菜+常備菜でOK
▶参考:【心とお財布にゆとりができる献立の決め方】
来客を意識した家事
来客用食器の管理 → 普段使いと兼用して数を減らす
毎日の掃除機 → クイックルワイパー×週末の掃除機がけへ変更
▶参考:【減らしても困らなかったこと7選】
理想の家族像
「家族はこうあるべき」からの解放
例:毎週出かける、同じものを同時に食べる
「やってあげなきゃ」の家事 → 自立支援と希望の確認にシフト
どれも小さなことですが、やめてみると本当に心が軽くなりました。 気づかぬうちに“頑張りすぎ”だったのかもしれません。
べき思考を手放すヒント
これ、やらなきゃ誰が困る?
「誰のため」かを問い直すと、“無意識のべき”が見えてきます。
案外、誰も困らないことかも!
それ、本当にやる必要ある?
「何のためにやってるのか?」を見直すと、見栄や不安から来ていた行動に気づけるかもしれません。
その時間で本当にやりたいことができたらどう思う?
優先順位が低いなら、それは“ただの習慣”だったのかも。
有限なリソースの使い道は慎重に。
なんだか疲れたなと思ったら、自分に3つの質問をして
あなたの本当は“やらなくていい”ことを見つけてみてください。
周囲と比べない、自分基準の“心地よさ”
「ちゃんとしている」「ちゃんと見られたい」を手放して、自分の快適さ・楽しさを基準に暮らすと、
- “やらない”という選択肢が増える
- 時間・体力・気力に余裕が生まれる
- やりたいことに集中できる
誰かの期待に応えるために自分を犠牲にすることもなくなり、
“自分にも他人にも優しくなれる”循環が生まれます。
まとめ:「見られる前提」をやめたら、本当に必要なものだけが残った

“べき”という他人基準よりも、“自分が心地よく続けられるか”を優先する。
そうやって「見えない頑張り疲れ」を減らしていくことが、
心と時間の余白をつくり、自分を大切にする第一歩になるのではと思います。
“思考・労力の無駄遣い”をやめたら、心・体・時間に余裕ができる。
あなたにとっての楽は世間では手抜きと呼ばれるかもしれません。
でも「やめる・楽をする=悪いこと」ではありません。
「楽=雑」ではなく、楽しく続けるために必要な暮らしの「最適化」と言えないでしょうか?
今回の記事を読んで、「べき」を手放す勇気が生まれたらうれしいです。
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